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ごく普通のわがまま夫が思うこと

まずは "どのくらいエアコンをきれいにしたいのか "を決めよう

エアコンを掃除するとき、まず考えるのは "どのくらい掃除したいか "ということです。自分で簡単にエアコンを掃除したい場合は、フィルターを水洗いしたり、フィルター周辺を拭いたりするだけで、エアコンの稼働効率が格段に上がります。
フィルターを掃除することで、エアコン内部の空気の循環が良くなり、無駄な電力消費が抑えられ、節電・節約につながります。

自分でエアコンを掃除するのは簡単で、いつでもできるというメリットがありますが、その反面、エアコン内部を徹底的に掃除するのは難しいものです。
というのも、エアコンの機械内部には電子基板やモーター、センサーなどの複雑な部品がたくさんあり、専門家でないと分解して掃除すると故障の原因になることがあるからです。

徹底的にエアコンをきれいにしたい場合は、専門家による専用の洗剤や機器を使った洗浄をおすすめします。ただし、専門家に頼むとお金がかかります。
エアコンを掃除する際には、手軽さや低コストを優先するか、安全性や徹底した掃除を優先するかを決めて、自分で掃除するか専門家に依頼するかを検討しましょう。

自分でエアコンを掃除するときの5つのステップ


エアコンを自分で掃除するとなると、手間はかかりますが、掃除道具と同じくらいの費用がかかります。そのため、「自分でエアコンを掃除してみたい」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自分で掃除をするときの手順をご紹介します。ただし、自分でできることには限りがありますので、あくまでも日常の簡単なお手入れとしてお考えください。

1. エアコンの周りを治す


エアコンを掃除するときにまずしなければならないのが、養生です。掃除の際にはホコリが舞うので、ビニールや新聞紙などで床を覆う必要があります。さらに、室内機、電源、コンセントの周りにもカバーをかけます。

ビニールを貼るだけでしょ」と思われるかもしれませんが、室内機の上や天井の狭い部分は手が届きにくいので、慣れないうちは大仕事になります。..

エアコンの掃除を始めるときは、エアコンの電源を切ってコンセントを抜くのを忘れずに。エアコンの中で作業をするので、暑くなる前に掃除をするのがおすすめです。

2. カバーを外して掃除機をかける

養生が終わったら、いよいよフィルターの掃除に入ります。室内機のカバーを開けると、ホコリがたくさんついたフィルターがあるはずです。すぐに対処するためにフィルターを外すのは簡単ですが、そのまま外してしまうと表面のホコリが空中に舞ってしまいます。

簡単にフィルターを付けたまま掃除機をかけてから取り外します。あらかじめ表面のホコリを吸い取っておけば、周囲の汚れを最小限に抑えることができます。

3. フィルターに付着したホコリを取り除く

フィルターを外した後、再度掃除機を使ってしっかりとホコリを取り除きます。それでもホコリが取れない場合は、中性洗剤を使ってホコリを取り除きます。用意するものは、中性洗剤、ぬるま湯、歯ブラシです。まず、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にフィルターをつけます。このとき、少し時間を置いておくと、汚れが落ちやすくなります。

次に、浸けた状態の歯ブラシでフィルターを優しくこすります。強くこすりすぎるとフィルターを傷めてしまうので、できるだけ優しく、穏やかにこすります。最後に洗剤を洗い流し、しっかりと乾燥させればフィルター掃除は完了です。

4. エアコンの内部に掃除機をかける


洗ったフィルターを乾かし、乾くまでエアコンの内部を掃除します。基本的には、掃除機を使ってエアコン内部のホコリを取り除く掃除方法です。ただし、無理に奥の方まで掃除機をかけようとすると、故障の原因になることがあります。そのため、自分でエアコンの内部を掃除するのは難しい。

プロにお願いすれば、高圧洗浄機や洗浄液を使って内部をきれいにすることができます。奥までホコリが溜まっていたり、黒くカビが生えていたりする場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するのが無難です。

5. フィルターを取り付けて送風する


掃除したばかりのフィルターが完全に乾いたら、エアコンに取り付けます。取り付け後、30分ほど送風してフィルターを完全に乾燥させましょう。水分が残っていると、カビが発生したり、新たに付着したホコリがフィルターに付着しやすくなります。しばらくすると、エアコンのクリーニングが完了します。その後は、通常通りエアコンを操作することができます。

 

室外機の掃除も忘れずに


エアコン本体だけでなく、室外機の掃除も必要です。室外機は室内の空気を排出しているので、室内機と同じように汚れがたまります。室内機がきれいになったら、室外機もきれいにしましょう。

まず、室外機の周りを掃除して、詰まっているホコリを取り除きます 

次に、本体の外側を掃除します。ほうきや雑巾を使って表面を掃除します。歯ブラシで汚れを浮かせてから掃除機をかけると、コンセント付近のネットの汚れが取れやすくなります。

続いて、室外機の側面と背面のフィンを掃除します。デリケートな部分なので、掃除機や歯ブラシで優しく汚れを落とすのがポイントです。水を排出するドレンホースにホコリが詰まっていないか確認します。

最後に、室外機の内部のホコリを取り除きます。ただし、手が届かない場合は分解しなければならないので、専門業者に依頼しましょう。室外機を自分で掃除するのと、プロに頼むのとでは仕上がりに差が出ます。

エアコンを手軽に掃除できるグッズ3選


では、自分でさっとエアコンを掃除したいときに便利な、市販のグッズを3つご紹介します。いずれもホームセンターや家電量販店、インターネットなどで購入できるので、すぐに掃除を始めることができます。

エアコン洗浄スプレー


エアコンに吹き付けて使う洗浄スプレーは、最も手軽に使えるエアコン洗浄グッズです。使い方は、エアコンのカバーを開けてフィルターを外し、フィルター周辺を軽く拭いた後、フィン(アルミ製の羽根)にスプレーして汚れを落とします。あとはしっかり乾燥させれば完了です。エアコンを乾燥させている間に、取り外したフィルターを水で洗い、陰干しします。

エアコンの洗浄スプレーを使うときの注意点は2つあります。1点目は、エアコンとフィルターをしっかり乾燥させること。エアコン内部に水分やスプレー成分が残っていると、カビが発生しやすくなったり、汚れが付着したりします。完全に乾燥させておくことで、カビの発生を防ぎやすくなります。

2つ目のポイントは、電気部品にスプレー液を吹きかけないことです。エアコン内部には水に濡らしてはいけない部品がたくさんあるので、掃除はフィルター周辺と外カバーの裏側に限定しましょう。

消臭フィルター/使い捨てフィルター


エアコンの汚れで一番目立つのがフィルターです。エアコンの空気はフィルターを通過するので、ここに汚れやホコリが溜まりやすいのです。フィルターを抗菌仕様のものに交換したり、定期的に捨てたりすることで、常に清潔に保ち、すっきりと使うことができます。

フィルターはたくさんの種類が発売されていますので、ご自宅のエアコンに合ったサイズを探してみてください。また、どのフィルターも使用期間が決まっているので、定期的に交換しないと消臭効果が落ちてしまいます。
徹底的にコストを削減したいのであれば、使い捨てのフィルターを100%で購入し、こまめに交換するのも効果的です。

雑巾・ウエットティッシュ・エアコンのホコリ防止シート


家庭でできるエアコン掃除の範囲は、フィルターの掃除と外側や周辺の拭き掃除だけです。内部をさらに掃除するには専門業者に依頼する必要があるため、拭くだけであれば雑巾やウェットティッシュで十分です。

エアコン上部の吸気口(グリル部分)や外側をこまめに拭いてホコリがたまらないようにしていても、フィルターの汚れ具合は変わってきます。また、エアコンを使用していないときは、エアコン用の防塵シートをかぶせておくと、きれいな状態を長く保つことができます。

エアコンの掃除を専門業者に依頼する3つのメリット

残念ながら、簡易的なエアコンの内部を自宅で掃除するのは難しいです。そんなときは、専門業者にエアコンの掃除を依頼するのがおすすめです。
専門家によるエアコンクリーニングのメリットは、以下の3点です。

1点目は、高圧洗浄機でエアコン内部を徹底的に洗浄することです。

2点目は、故障の心配が少ないことです。
エアコンの内部を掃除するには本体を分解する必要がありますが、これは専門的な知識がないとできません。自分で分解して掃除した後にエアコンが故障するケースも多く、危険性を考えると専門知識のない人が分解して掃除するのはおすすめできません。また、エアコンの汚れは本体内部にも蓄積されますので、嫌な臭いやカビが気になる場合は、専門業者に依頼しましょう。

 

3つ目のポイントは、ほとんどのタイプのエアコンを掃除できることです。
一般家庭用のルームエアコンであれば、通常の壁掛けタイプでも、お掃除ロボットでも、プロならではのメリットを活かして、普通に掃除ができます。エアコンは頻繁にモデルチェンジされるので、新機種の場合は掃除方法が変わることもあります。エアコンを洗浄するハウスクリーニング業者は、洗浄方法を習得するための研修を受けているはずですので、洗浄後に破損したり故障したりする可能性は極めて低いと思われます。

 

専門家に頼むことのデメリットはありますか?

専門業者にエアコンのクリーニングを依頼するデメリットは、コストです。エアコンを掃除するスタッフの人件費が必要になるため、自分で掃除するよりもトータルコストが高くなってしまいます。
エアコンクリーニングの相場は、一般家庭用の壁掛けエアコンで1台あたり10,000円~15,000円程度です。自動お掃除機能付きのエアコンは高く、1台あたり15,000~20,000円程度です。

ただし、ハウスクリーニング業者によって料金が異なり、複数台をまとめてクリーニングしてもらうと、1台あたりの費用が割り引かれる場合もあります。費用については、専門業者に見積もりを依頼し、割引があるかどうかを聞いてみましょう。

コスパがいいのは、プロ向け+セルフクリーニング!?
エアコンの掃除は自分でやるのか、業者に頼むのか。あなたにとってベストな方法は何ですか?
調べれば調べるほど迷ってしまいますが、結論としては、【年に数回の業者によるエアコンクリーニング】+【自分での簡単なお掃除】の組み合わせです。

その結果、自分では徹底的にエアコンを掃除できないのでコストパフォーマンスが悪く、早めにエアコンを買い替えなければならないこともあります。エアコンを使用するたびにクリーニング業者に依頼すればコストアップになりますので、安全性や防カビ対策を徹底したい場合や、余裕がある場合には良い方法だと思います。
ということで、エアコンの掃除はできるだけこまめに行い、定期的に専門業者に依頼すれば、エアコンを長く快適に使うことができ、電気代やエアコンの買い替え費用を削減することができます。